PTA 講演会として、大阪府貝塚市教育委員会からご依頼をいただき、講師を務めさせてい ただきました。 同市では、子育てに関する研修会として、市内の小学校PTA 合同で毎年さまざまな勉強会 を実施されています。表題に関心を持ってくださった方が多く、たくさんのお申込みをいた だき、当日急きょご参加くださった方もいらっしゃいました。また、事前にお受けした子育 ての悩み、お子さんに対する叱り方に関する質問もたくさんいただきました。 「つい感情的になって叱って後で後悔する」「兄弟間で比べて叱ってしまう」「上手な叱り方 を学びたい」という方が多く、親の役、子の役を体験してもらうロールプレイングをさせて いただきました。 皆さんにロールプレイングを実践していただく前に、講師が前でよくやってしまいがちな 「あまり効果的でない叱り方」のデモンストレーションをさせていただいたのですが、「私、 同じこと言っている」という声も出て、ご自身の叱り方を客観的に見つめていただいたよう でした。そして、「あまり効果的でない叱り方」「効果的な叱り方」をロールプレイングで体 験していただくと、みなさん、口々に感想を述べられ、だんだん納得のいく表情に変わって いかれたのが印象的でした。 以下のような感想をいただきました(アンケートより一部抜粋) ☆子供の事ばかりでなく、自分の行動も見直して、親子で成長したいと思いました。もっと 子供の思いを聴き、自分の態度も改め、一緒に改善していくようにしてみようと思います。 ☆感情的に叱られても、身に入らず、記憶にも残らず、理詰め説教をされても、うるさいと いう思いが湧いて、結局反感しか生まれませんでした。大変参考になりました。 ☆小学生のうちに子供とより良い関係を作っておこうと思いました。また、自分で考えさせ ていなかったので、考えさせるようにしようと思いました。 ☆私の怒り方の出方ひとつですごく変わるなと思いました。一方的に自分の感情をおしつ けてしまうのは、自分がすっきりして子供のことを考えれていないなとハッとしました。 子供の声を3 分でも聞いて、寄り添ってあげようと思いました。 担当講師:1 級ホルダー 土元紀子 |
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